左脚ブロック
左脚の障害により、左室に向う興奮が伝導されない状態である。このため、正常伝導で伝えられた右室からの興奮が、遅れて左室に伝わることになる。この場合、右室側から左室側に向けて遅れて興奮が伝わるため、胸部誘導の右側(V1, V2)で、その様子を眺めると、暫く遠ざかる興奮を見ることになり、深くて幅の広いS波が描かれる。一方の、左側(V5, V6)で見ると、近づく興奮を長く見続けることになるため、幅の広いR波が記録される。
基礎疾患に心筋梗塞を有する場合、左脚ブロックの出現は広範囲の心筋障害を示すことが多い。
心電図
左脚ブロックの心電図の特徴は、V1誘導で波形が下向きを示すことである。
右脚ブロックと左脚ブロックの識別法:V1でQRS幅が広く、うえむきはうきゃく、したむきはさきゃく、と覚える(さしすせそ)。

(C)2004 Cardiac Nursing Educational Society


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